横山裕、結婚・・・

昨夜、日付が変わる頃に横山から電話がありました。

「茶々さん、実は俺、結婚する事になったんですよ」

私は思わずベッドから飛び起きて、携帯をぎゅっと握り締めました。

「ほんまか！？？」
「はい、これはほんまです」
「これはって、あんた、こんな冗談初めてやろが！」

相手は一般人。子供が出来たわけでもない。
事務所は大丈夫なのか！？と聞くと、なんとか説得しましたと。

・・・つづきへどうぞ。

気がつくと、私は結婚式の披露宴会場に。静かに流れるBGMはサムライブルースのカラオケ。
白い布がかけられた円テーブルの右隣には、借りてきたスーツ風の渋谷がワインのお代わりを要求中。その隣は村上・・・離席して離れたところで年配の人と名刺交換をしている。次が丸山で、更に隣の大倉、錦戸に何か言って笑わせてたりして。
左隣から「茶々さん」と呼ばれて振り返ると、ショッキングピンク柄のネクタイを締めた安田が、私にワインを差し向けたところだった。

「あの3人、泣くか賭けてるみたいです」
「泣くって、誰が？」
「よこちょ」

確かにコソコソ盛り上がってる丸山、錦戸、大倉は、何かたくらんでるような顔をしてる。

「そんなこと言って、大倉くんあたりは余興で泣いたりするんじゃないのー？」
「あぁ、バンドでねー。そうかもですねー」
「安田くんは、さっきウルウルしてなかった？」
「ボク、弱いんですよぉ、大事なメンバーが結婚やなんて嬉しいじゃないですかぁ」
「すごいよねぇ、この年で結婚なんて。横山くん、事務所になんて言ったんだろ」
「気になるんですけど、教えてくれんのですわぁ～」

私がタバコを口に咥えると、安田はすかさずライターで火をつけてくれた。

「ありがとう」
「いえいえいえ」
「ヤス、ヤスぅ～、俺にもおかわり～」

すっかりご機嫌な渋谷に「はいはい」とボトルを手に席を立つ安田。

「なぁ、ヤスぅ、ヨコが結婚やで？　子供が子供作るってすごいな、すごいな、ヨコ！」
「しぶやん、今日はもうちょっとゆっくり飲んだ方がええんちゃう？　後でバンドもやらなあかんねんで？」
「アホ、飲まなやってられへんやんけ！　あー、伊藤！マーシー！こっちこっち！」

一瞬嬉しそうな、そして瞬時に「まずい・・・」と顔に出た伊藤がそろそろと近づいてくると、「どうも・・・」と挨拶をした。

「座れ、ここ座れって」
「ここ村上様って札が・・・」
「ええから座れって！放置プレーでどっか行ったやつ（村上）が悪いねん」

ご愁傷様・・・と安田と顔を見合わせたところで、渋谷が突然こちらに向き直った。

「お前（伊藤）、茶々さんに挨拶したんか！？」
「しました、しましたよぉ、ねぇ、茶々さん」
「うん、ちゃんとしてたよねぇ、伊藤君、礼儀正しいよ、いつも」
「ならええねん」

渋谷がニマッと笑い、不意に立ち上がろうとしてよろけて私にぶつかってきた・・・・

・・・・ところで目が覚めました。

お分かりだと思いますが、私が昨夜見た夢です。
やけにリアルで気持ち悪かったので書いて消化してみましたが・・・こんなこと（横山結婚とか）本当に実現するならどんなにいいことかと思いますよ、ほんと。

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